Les quatre saisons avec des petits villages
新刊「フランスの小さな村だより 12か月」
Étape 1
フランスは農業大国。季節ごとに様々な花が、大地をカラフルな色で染め上げます。そこに何度となく訪れ、大切な受粉を担うミツバチたち。
自然は時には優しく、時には厳しく、私たちに語りかけてきます。それは何も人間にだけではなく、動植物にとっても同じこと。
フランスで養蜂を始めることになった私が、蜂と向き合って暮らす中で見つけたものとは……。
我が家の畑に、桜やノワゼット、たんぽぽやスミレなどの野草が咲き始めると、どこからともなく「ブーン」という羽音が耳元で聞こえてきます。そう、ミツバチたちの目覚めです。冬が厳しいオーヴェルニュにもやっと春がやってきました。
もちろん、冬の暖かい日には、時々散歩に出かけているようですが、辺りにコルザ(菜の花)の香りが漂ってくるとさぁ大変!
「いやー、ミツバチはコルザに狂ってるからね」とは、養蜂の師匠であるジャン・クロードの言葉。
我が家の畑に、桜やノワゼット、たんぽぽやスミレなどの野草が咲き始めると、どこからともなく「ブーン」という羽音が耳元で聞こえてきます。そう、ミツバチたちの目覚めです。冬が厳しいオーヴェルニュにもやっと春がやってきました。
もちろん冬の暖かい日には時々散歩に出かけているようですが、辺りにコルザ(菜の花)の香りが漂ってくるとさぁ大変!「いやー、ミツバチはコルザに狂ってるからね」とは、養蜂の師匠であるジャン・クロードの言葉。
彼の家の周りにある養蜂箱のそばには、桜やアーモンドなど多くの樹木や花が植えられているのに関わらず、
ミツバチたちは2km先にあるコルザの畑へ出かけてしまいます。
「コルザの蜂蜜は粘度が高いから、採蜜時はやっかいなのに……」と愚痴をこぼしますが、
ミツバチたちが元気に飛んでいく姿を楽しそうに眺めています。
彼の家の周りにある養蜂箱のそばには、桜やアーモンドなど多くの樹木や花が植えられているのに関わらず、ミツバチたちは2km先にあるコルザの畑へ出かけてしまいます。
「コルザの蜂蜜は粘度が高いから、採蜜時はやっかいなのに……」と愚痴をこぼしますが、ミツバチたちが元気に飛んでいく姿を楽しそうに眺めています。
なかでも、一番重要な役割を担っているのがミツバチで、実に世界の90%以上の作物の受粉を行っているのだとか。
そのミツバチがいなくなってしまったら……。
そう思うと、私たちは何を食べていくのでしょう。
もちろん、受粉しなくても実がなるものや品種改良によって状況は改善されていくのかもしれません。
しかし、ミツバチを守ってさえいれば、今と何も変わらず暮らしていけることに気づいたのです。
そう思って蜂たちを眺めていると、重そうなお尻をふりふりしながら、一生懸命花の中に潜り花蜜や花粉を集めている姿が可愛く見えるようになったのです。
最初は我が家に3つある畑のうち、「馬の庭」と呼んでいたかつて馬を飼っていた庭で養蜂を始めることとなりました。
なぜなら、周りは人家がなく、傍には川が流れ、一面が畑のため常に何かしらの花が咲いています。
春にはコルザやブラックベリー、ティヨール(菩提樹)、ニセアカシアがふんだんに咲き、夏にはひまわりが栽培されます。
子どもの頃、従兄が蜂に刺され、七転八倒している姿を見てから、蜂が大嫌いだった私。この世で一番嫌いなものは「蜂」と公言していたにも関わらず、なぜ今、養蜂なんてやっているのでしょう?
きっかけは、「世界でミツバチが減っている」という記事を読んだところから始まります。
日頃、私たちが食べている野菜や果物は、基本的に受粉によって結実し、私たちはその恩恵をいただいています。
しかし、自家受粉を行っている品種はごく少数で、ほとんどが鳥や昆虫などの力を借りて受粉が行われます。
子どもの頃、従兄が蜂に刺され、七転八倒している姿を見てから、蜂が大嫌いだった私。この世で一番嫌いなものは「蜂」と公言していたにも関わらず、なぜ今、養蜂なんてやっているのでしょう?
きっかけは、「世界でミツバチが減っている」という記事を読んだところから始まります。日頃、私たちが食べている野菜や果物は、基本的に受粉によって結実し、私たちはその恩恵をいただいています。
しかし、自家受粉を行っている品種はごく少数で、ほとんどが鳥や昆虫などの力を借りて受粉が行われます。
なかでも、一番重要な役割を担っているのがミツバチで、実に世界の90%以上の作物の受粉を行っているのだとか。そのミツバチがいなくなってしまったら……。
そう思うと、私たちは何を食べていくのでしょう。
もちろん、受粉しなくても実がなるものや品種改良によって状況は改善されていくのかもしれません。
しかし、ミツバチを守ってさえいれば、今と何も変わらず暮らしていけることに気づいたのです。
そう思って蜂たちを眺めていると、重そうなお尻をふりふりしながら、一生懸命花の中に潜り花蜜や花粉を集めている姿が可愛く見えるようになったのです。
最初は我が家に3つある畑のうち、「馬の庭」と呼んでいたかつて馬を飼っていた庭で養蜂を始めることとなりました。
なぜなら、周りは人家がなく、傍には川が流れ、一面が畑のため常に何かしらの花が咲いています。
春にはコルザやブラックベリー、ティヨール(菩提樹)、ニセアカシアがふんだんに咲き、夏にはひまわりが栽培されます。
また、我が家の畑の半分は、BIO(農薬や化学肥料などを一切使用せず、100%有機のもので生産された無添加な商品)農家さんに貸していたため、農薬が使用されていない作物が作られていて安心。
こんな環境下にあるなら、養蜂を始めない理由がありません。
ジャン・クロードからも太鼓判を押され、1つ、また1つと養蜂箱が増えていき、今では11箱の養蜂箱を置くようになりました。
また、ご興味のある方もいらっしゃるようなので、フランス式の養蜂をご紹介していきますね。
ちなみに、日本は継箱を下に下に入れていくそうですが、フランスでは巣枠を使うので、上に上に足していきます。
この違いだけでも、面白いなぁと感じますが、そもそも飼育している蜂が違いますから違いが出て当たり前なのでしょうね。
また、我が家の畑の半分は、BIO(農薬や化学肥料などを一切使用せず、100%有機のもので生産された無添加な商品)農家さんに貸していたため、農薬が使用されていない作物が作られていて安心。こんな環境下にあるなら、養蜂を始めない理由がありません。
ジャン・クロードからも太鼓判を押され、1つ、また1つと養蜂箱が増えていき、今では11箱の養蜂箱を置くようになりました。
また、ご興味のある方もいらっしゃるようなので、フランス式の養蜂をご紹介していきますね。
ちなみに、日本は継箱を下に下に入れていくそうですが、フランスでは巣枠を使うので、上に上に足していきます。この違いだけでも、面白いなぁと感じますが、そもそも飼育している蜂が違いますから違いが出て当たり前なのでしょうね。
花の季節が終わり、初めての採蜜で、遠心分離機からトローリと黄金に輝く蜂蜜が流れ始めた時の感動は今でもよく覚えています。
花の季節が終わり、初めての採蜜で、
遠心分離機からトローリと黄金に輝く蜂蜜が流れ始めた時の感動は今でもよく覚えています。
それと同時に、大切な命をいただいているのだと心から感じたエピソードもあります。
蜂蜜は人類が初めて手に入れた天然の甘味料だと言われていますが、
この小さな蜂たちの命の尊さを養蜂を通じてみなさんにお伝えしていけたらと思います。
それと同時に、大切な命をいただいているのだと心から感じたエピソードもあります。
蜂蜜は人類が初めて手に入れた天然の甘味料だと言われていますが、この小さな蜂たちの命の尊さを養蜂を通じてみなさんにお伝えしていけたらと思います。
Les quatre saisons avec des petits villages
新刊「フランスの小さな村だより 12か月」
Sur les chemins des petits villages de France
フランスの小さな村を旅してみよう
Villes et Villages Fleuris de France
フランスの花の村を訪ねる
Carte postale O
ポストカード「ミディ・ピレネー」
Carte postale I
ポストカード「GERBEROY2」
Carte postale F
ポストカード「COQLICOT」
Carte postale M
ポストカード「LAVANDE」
Carte postale H
ポストカード「GERBEROY1」
Les Bleuets(レ・ブルエ)からのニュースレターを受け取る
RECEVEZ NOTRE
NEWSLETTER
Les Bleuetsからのフランスだより、フランスのインテリア事情、そして一早い商品の入荷情報を特別にお届けします。
私たちはあなたのプライバシーを尊重します。いつでも購読を中止できます。