HOME フランスの優しい暮らし 夏の終わりに、小径でミュール(ブラックベリー)を摘むのは、なんて楽しいことでしょう

Étape 2

Quel plaisir, à la fin de l’été, de picorer quelques mûres près du chemin 【フランスの優しい暮らし】
夏の終わりに、小径でミュール(ブラックベリー)を摘むのは、なんて楽しいことでしょう Quel plaisir, à la fin de l’été, de picorer quelques mûres près du chemin

なんともいえない深い味わいの甘い果実のミュール

フランスの田舎で、山道や野原を歩くときに、気をつけなくてはいけないのが、ミュール(ブラックベリー)。
春には優しいピンク色の可憐な花が咲き、ミツバチたちを喜ばせてくれますが、とにかく棘がいっぱい!
もちろん、棘がない品種もありますが、その多くの枝には棘があり、うっかり足に引っ掛けたものなら、服の上からでも簡単に引っかき傷ができます。
増殖力も半端ではなく、どんなに剪定しても次の年には枝葉を茂らせます。

QUEL PLAISIR, À LA FIN DE L’ÉTÉ, DE PICORER QUELQUES MÛRES PRÈS DU CHEMIN

夏の終わりになると人気者に!

そんな厄介者のミュールですが、夏の終わりになると突然人気者に……。
その理由は、なんともいえない深い味わいの甘い果実をたくさん実らせるからです。

村の小径を歩いていると、「もうそろそろかしら?」と、お互いに声をかけあいます。
なぜなら、一番甘い時期に実を摘みたいからです。

こればかりは、早い者勝ち!
ツワモノは、毎日ミュールの状態を見に散歩をしていて、気がつくと、いいところは全部摘まれてしまった……
なんて、笑い話もあるほどです。

夏の終わりに、小径でミュール(ブラックベリー)を摘むのは、なんて楽しいことでしょう
夏の終わり。さあ小径を散策してミュールを探しましょう
一番甘くて美味しい時期にミュールの実を摘みたい
一番甘くて美味しい時期にミュールの実を摘みたい
夏にはこうして美味しい実をたわわに実らせてくれるミュール
春には優しいピンク色の可憐な花を咲かせ、夏にはこうして美味しい実をたわわに実らせてくれるミュール

果実を狙うのは人間ばかりではありません

こんな話を書いていると、人間同士で美味しいミュールを取り合っている感じがしますが、
なにも、ミュールを狙っているのは、人間だけではありません。

食べごろの甘そうなミュールをたくさん見つけた。棘に気をつけて!
食べごろの甘そうなミュールをたくさん見つけた。棘に気をつけて!
この植物ミュールだけで多くの命を育んでいる
森の鳥も動物もミツバチたちも、ミュールからの恩恵を受けています

そんなミュールですが、なんといっても人気があるのが、「ミュールのコンフィチュール(ジャム)」。

果実の中には、たくさんの種がありますが、私はコンフィチュールの中に入っていても、全く平気です。
しかし、苦手な方もいるので、そういった方は、火を入れた後、種を取り除いて作るそうです。

お砂糖が少なくても、しっかりコクのある甘さがあり、レモン汁を入れてあげるとさわやかな甘さに変化します。

多くの野鳥はミュールを好んで食べにやってきます。
意外かもしれませんが、キツネも大好物。
何キロも先から匂いを嗅ぎつけ、その証拠にミュールの種がたくさん詰まった糞をするようです。
花が咲けば、多くのミツバチたちは恩恵を受け、若い葉や茎は野鹿に好まれます。
この植物だけで、多くの命を育んでいることがわかります。

ミュールのコンフィチュール

さて、ミュールは「Fruits rouges(赤い果実)」の中の一つとして知られます。
ワインのテイスティングでも「ミュールの味がする」というほど、フランスではよく知られたフルーツで、子供のころから道端のミュールを摘んで食べて育った人も。

ミュールの果肉が残る絶品コンフィチュール
ミュールの果肉が残る絶品コンフィチュール
ミュール(ブラックベリー)を摘む
ミュールをたくさん摘んできました。これからコンフィチュールを作ります。
ミュールを鍋に入れて煮詰めていきます
ミュールを鍋に入れて煮詰めていきます
ミュールの果肉が崩れ過ぎないよう優しく混ぜながら煮詰めます
ミュールの果肉が崩れ過ぎないよう優しく混ぜながら煮詰めます
美しい鮮やかな赤い色と甘酸っぱい酸味がたまりません
美しい鮮やかな赤い色と甘酸っぱい酸味がたまりません
夏の終わりから秋の小径
夏の終わりから秋の小径は、人も、動物や昆虫たちも、待ち遠しい自然からの恵みがいっぱい

さぁ、秋が始まります。
今年も、美味しいミュールのコンフィチュールを作りましょう!

QUEL PLAISIR, À LA FIN DE L’ÉTÉ, DE PICORER QUELQUES MÛRES PRÈS DU CHEMIN

夏の終わりになると人気者に!

夏の終わりに、小径でミュール(ブラックベリー)を摘むのは、なんて楽しいことでしょう
夏の終わり。さあ小径を散策してミュールを探しましょう

そんな厄介者のミュールですが、夏の終わりになると突然人気者に……。
その理由は、なんともいえない深い味わいの甘い果実をたくさん実らせるからです。

夏にはこうして美味しい実をたわわに実らせてくれるミュール
春には優しいピンク色の可憐な花を咲かせ、夏にはこうして美味しい実をたわわに実らせてくれるミュール

村の小径を歩いていると、「もうそろそろかしら?」と、お互いに声をかけあいます。
なぜなら、一番甘い時期に実を摘みたいからです。

こればかりは、早い者勝ち!
ツワモノは、毎日ミュールの状態を見に散歩をしていて、気がつくと、いいところは全部摘まれてしまった……なんて、笑い話もあるほどです。

一番甘くて美味しい時期にミュールの実を摘みたい
一番甘くて美味しい時期にミュールの実を摘みたい

果実を狙うのは人間ばかりではありません

こんな話を書いていると、人間同士で美味しいミュールを取り合っている感じがしますが、なにも、ミュールを狙っているのは、人間だけではありません。

食べごろの甘そうなミュールをたくさん見つけた。棘に気をつけて!
食べごろの甘そうなミュールをたくさん見つけた。棘に気をつけて!

多くの野鳥はミュールを好んで食べにやってきます。
意外かもしれませんが、キツネも大好物。何キロも先から匂いを嗅ぎつけ、その証拠にミュールの種がたくさん詰まった糞をするようです。

花が咲けば、多くのミツバチたちは恩恵を受け、若い葉や茎は野鹿に好まれます。この植物だけで、多くの命を育んでいることがわかります。

この植物ミュールだけで多くの命を育んでいる
森の鳥も動物もミツバチたちも、ミュールからの恩恵を受けています

ミュールのコンフィチュール

さて、ミュールは「Fruits rouges(赤い果実)」の中の一つとして知られます。
ワインのテイスティングでも「ミュールの味がする」というほど、フランスではよく知られたフルーツで、子供のころから道端のミュールを摘んで食べて育った人も。

ミュールの果肉が残る絶品コンフィチュール
ミュールの果肉が残る絶品コンフィチュール

そんなミュールですが、なんといっても人気があるのが、「ミュールのコンフィチュール(ジャム)」。

ミュール(ブラックベリー)を摘む
ミュールをたくさん摘んできました。これからコンフィチュールを作ります。
ミュールを鍋に入れて煮詰めていきます
ミュールを鍋に入れて煮詰めていきます

果実の中には、たくさんの種がありますが、私はコンフィチュールの中に入っていても、全く平気です。しかし、苦手な方もいるので、そういった方は、火を入れた後、種を取り除いて作るそうです。

ミュールの果肉が崩れ過ぎないよう優しく混ぜながら煮詰めます
ミュールの果肉が崩れ過ぎないよう優しく混ぜながら煮詰めます
美しい鮮やかな赤い色と甘酸っぱい酸味がたまりません
美しい鮮やかな赤い色と甘酸っぱい酸味がたまりません

お砂糖が少なくても、しっかりコクのある甘さがあり、レモン汁を入れてあげるとさわやかな甘さに変化します。

夏の終わりから秋の小径
夏の終わりから秋の小径は、人も、動物や昆虫たちも、待ち遠しい自然からの恵みがいっぱい

さぁ、秋が始まります。今年も、美味しいミュールのコンフィチュールを作りましょう!

フランスより
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